2025年9月25日
今月9日にロンドンで、世界最大規模のワインコンペティション、
International Wine Challenge ( IWC ) のSake部門の最高賞チャンピオンサケを受賞された、「七賢」醸造元の山梨銘醸
ロンドンから、そのまま、欧米のプロモーション活動を終えて帰国された北原対馬社長を有志で訪問、蔵をご案内いただきました。
北原対馬社長は、13代目当主、蔵は、旧甲州街道に面しています。
明治天皇が当地を訪問した際の行在所(あんざいしょ、天皇が行幸された際の臨時の宿泊場所)にもなり、
そのお部屋も戦後、一般に公開されています。
その当時のお話しも丁寧に説明いただき、その後、世界一に選ばれた、「七賢 大吟醸 白心(はくしん)はじめ、
1980年の古酒をブレンドしたスパークリングサケの 「七賢Expresson 2020」など貴重なお酒を利き酒させていただきました。
蔵のある地域の「水」に寄り添った酒造り、それが世界に評価されました。
300年以上もその地域を盛り立ててきた北原家のご功績も、世界に向けて、とてもわかりやすくて、
日本酒造りと共に、「地域の生きた歴史」として蔵元さん方が、日本酒の国際化を通じて、
世界に、その地域を発信する時代となったと感じます



2025年9月24日
一般社団法人日本野菜テロワール協会
の小堀夏佳代表理事の投稿を見て、世界的なシェフ杉浦仁志さんが
「第4回 やまなし グルマンエコノミー会議」で講師をされると知り、甲府にかけつけました。
令和2年に国税庁のブランド化事業で、
地質からの水質調査で世界に向けて、しっかりしたエビデンスに基づく日本酒の地域性に、
同じ水源の地域の作物、そして、それをしっかり世界に発信できる調理人!
今月9日にロンドンでの授賞式で、IWC2025、世界一の日本酒は、山梨県の七賢さん!
講師の杉浦仁志氏について、
日本のヴィーガン・プラントベース調理の第一人者として知られるシェフです。
・主な活動と実績:
• 「ソーシャル・フード・ガストロノミー」の提唱: 食を通じて社会貢献やイノベーションを起こすことを目指す哲学。
持続可能な社会の実現に向け、国際的な舞台で活躍しています。
• ヴィーガン・プラントベース料理の普及: ニューヨークやロサンゼルスのミシュラン星付きレストランで修業を重ね、
日本にヴィーガン文化を広めた第一人者として、国内外で活躍しています。
• 国際的なイベントでの活躍: ニューヨークで開催された国連日本代表団レセプションパーティーで日本代表シェフを務めたほか、
イタリアの世界料理大会で「トップ8シェフ」に選ばれるなど、数々の受賞歴があります。
• 社会貢献活動:
• 認知症予防プロジェクト: アンチエイジングと認知症予防の専門家である白澤卓二医学博士と共同で、
健康を意識したレシピを開発しています。
• フードロス削減: クルーズ船のメニュー監修を通じて、食品廃棄物削減の取り組みにも携わっています。
• 役職: ONODERA GROUPのエグゼクティブシェフや、
日本サステイナブル・レストラン協会プロジェクト・アドバイザー・シェフなどを務めています。
2025年9月21日
令和7年9月21日日曜日、気持ちの良いお天気の日に、フランス

語で空という意味から名付けられた、
JALのソムリエクラブ「ル・シエール」の同窓会が、日比谷公園の中にあるレストラン松本楼で行われました。
私は1992年に日本ソムリエ協会のソムリエの資格を取得して、
その後、1997年に、シニアソムリエを取得して、本当にワイン

に夢中でした。
海外のワインツーリズムを楽しんだ経験、リスペクトの気持ちを持って訪問して、
訪問先のワイナリーやその地域の方々に暖かく迎えていただいた事が、
「日本酒

をワインのような世界のSAKEへ」という大きな夢に繋がったのだと思います

全てはワイン

を学んだことから始まりましたが、
このソムリエクラブ「ル・シエール」の勉強会や活動で、乗務以外で共にしてきた、
この皆さん方との時間が、あらためて、JAL時代の宝物と感じます。
参加者は27名、同窓会は、懐かしく、楽しく、貴重なひとときでした。
「ル・シエール」の歴代代表は、JALのCAのレジェンドと言われた先輩方です。
2025年9月19日
から、昨年2024年と今年2025年のMiss SAKEグランプリの2人に、彼女達の活動を紹介してもらいました。
日本酒文化を国内外に伝えるアンバサダーとしての彼女達の活動をあらためて誇らしく感じることの出来る機会となりました。
また、Miss SAKEの顧問の蔵元さん方から自慢のお酒も送っていただき、PN会の皆様に喜んでいただけました。
2025年9月19日
世界最大規模のワインコンペティション、International Wine Challenge (IWC)のSake部門に昨年新設された新しいアワード、
Prefecture of the year (上位受賞蔵の多い県を表彰)の今年の授賞県である宮城県の酒造組合と宮城県庁を、
ロンドンでの授賞式の10日後にあたる本日、9月19日に、このアワードのスポンサーの野村不動産の担当役員の方々と訪問しました。
日本酒

はワイン

に比べて、銘柄だけが独り歩きする傾向があります。
Prefecture of the year は、素晴らしい酒蔵のある地域を世界に発信していくアワードです。
宮城県酒造組合でも、宮城県庁でも、とても良いご挨拶ができました。
私は、IWCのアンバサダーとして同行させていただきましたが、
あらためて野村不動産の方々の力強い日本酒文化の振興支援に感謝の気持ちでいっぱいです。
2025年9月16日
2015年に、喜多方市のほまれ酒造の「会津ほまれ 播州産山田錦仕込 純米大吟醸」が、
IWCチャンピオンサケを受賞し、2011年の震災のために福島のあらゆる生産者の方々が風評被害に苦しむ中、
蔵元さんが酒造りによって、ロンドンから世界に向けて震災後最も、ポジティブな福島の発信が出来たことは、
忘れられない出来事です。
毎年、阪急百貨店うめだ本店で、IWCチャンピオンサケの蔵のある地域にスポットを当てた
「旅するSAKE」イベントを開催していますが、阪急さんが、「福島を応援しよう

」と風評を気にせず、
力強くイベントを開催してくれたことも、10年経つ今も胸が熱くなる出来事です。
「GI喜多方」は、喜多方の蔵元さん方の、世界に向けて更なる飛躍に繋がるでしょう

2025年9月12日

公益財団法人 味の素食の文化センター・高輪図書館 共催の教養講座で、講演の機会をいただきました。
開催日時は、2025年10月11日土曜日 14時から15時30分(開場は13時45分)
会場は、地下鉄 白金高輪駅付近の高輪区民ホール (高輪区民センター内)、
参加無料で、対象は、中学生以上です。
https://www.lib-minato.jp/feature/?id=284
業界の方々以外の、それも未成年者も含む講演は、初めての事ですが、
昨年末に「伝統的酒造り」が、ユネスコの無形文化遺産登録となり、
世界が認めた次世代に継承するべき文化遺産となった、このタイミングでの、
中学生以上の一般の方々への講演という素晴らしい機会をいただきました。
参加された方々が、楽しんでいただけるような講演になるように努めたいと思います。
↓ 港区立図書館から、Xに投稿していただいています。
https://x.com/minatolibsns/status/1966316342006739292
2025年9月9日
世界最大規模のワインコンペティション International Wine Challenge のAWARD DINNERが、
2025年9月9日にロンドン市内の「ギルドホール」(Guildhall)のGreat Hall(壮麗なゴシック様式の大ホール)で、
ドレスコードはブラックタイ(参加蔵元さん方は紋付袴)で、行われましたが、
こちらは、新市長就任を祝う「ロード・メイヤーズ・バンケット」(Lord Mayor’s Banquet)など、
重要な晩餐会や式典の会場としても知られています。
IWC SAKE部門は2007年に役員就任時45才未満の若手の蔵元の全国組織、日本酒造青年協議会(酒サムライ)をパートナーとして発足、今年19回目を迎えました。私は、SAKE部門設立準備の2006年から、
酒サムライコーディネーター、IWCアンバサダーとしてお手伝いしています。
今年は4月14日から4日間に渡り、ロンドン市のキア・オーバル内の会場にて審査が行われました。
審査は日本酒10つのカテゴリー(純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、本醸造酒、吟醸酒、大吟醸酒、普通酒、古酒、熟成酒、スパークリング酒)、総計1476銘柄、18カ国から集まった日本酒専門家70名によって審査されました。
エントリー蔵元数は 387蔵、そのうち海外11蔵 (US, 英国、ベトナム、中国)より20銘柄がエントリーされました。
「IWC SAKE部門]」へは2007年の部門創設以降毎年日本酒造青年協議会(会長:北原 対馬)が
公式コーディネーターとして全面的に協力しています。
「チャンピオン・サケ」は、各カテゴリーにおいてゴールドメダルを獲得した出品酒のうち、
さらにそれ以上のレベルに達していると認められたものに、「トロフィー」が与えられ、
その「トロフィー」受賞出品酒のな中から最も優れておると評価された出品酒に与えられる最高賞で、
1476銘柄の中から1銘柄が選出されます。
また、2014年より新設された「グレートバリュー・サケ」は、
ゴールド、シルバーメダル受賞酒の中から受賞条件(720ml瓶換算年間販売本数10万本以上、市場価格1,500円以下)に該当し、
優れたコストパフォーマンスを発揮していると思われた酒に対し部門を超えて選ばれています。
この「グレートバリュー・サケ」の最優秀賞として「グレートバリュー・チャンピオン・サケ」が選ばれます。
さらに「IWC 2025 SAKE部門」に出品された蔵元の中で1社から複数エントリーされたお酒の全てにわたって高評価を得た蔵元に対して「Sake Brewer of the Year」として表彰されます。
2024年から創設された野村不動産がスポンサーする「IWC Sake Prefecture of the Year」アワードは
本大会において上位受賞酒の多い県を表彰するものです。
この賞は、都道府県別でエントリーされた各社の実績を集計し、最も高い評価を集めた地域を表彰するものです。
IWCを通じて世界に向けて酒処を発信していきます。
http://www.nomura-re.co.jp
今年の「IWC Sake Prefecture of the Year」アワードは宮城県でした。
野村不動産株式会社の英国支社代表の早坂佑喬執行役員がプレゼンターをされました。
この狭き門のAWARD DINNER と呼ばれる授賞式で、繰り返し表彰されるのは、
「Industry Awards」と言われる、様々なワイン

取り扱い事業者の表彰です。
遠く赤道を越えて、ロンドンまでやってくる生産者もいます。その生産者に、
ここに来る事の受賞のメリットを提供しているのです。
表彰なので、優れた取り扱い事業者の責任者クラスがこの授賞式会場に集まっています。
世界中から集まったトロフィー

受賞者は、この場で彼らと会う事が出来ます。
出席者に配られるパンフレットには、IWC2025のフィナリストとスポンサーなどの記載とともに
会場のテーブルプランと出席者の席次表が表示されています。
IWCにSAKE部門が出来て19年、このグローバルなワイン

産業の様々なマーケティング手法、人脈、価値観、視点を、
IWCのSAKE部門設立から現在まで、アンバサダーとして関わっている私の願いです。
グレートバリューチャンピオンサケは、
華秋田2024
そして、ブルワリーオブザイヤーは、
なんと4年連続で
株式会社新澤醸造店 宮城県
プレゼンターを鈴木浩在英日本国全権大使ご夫妻が務めてくださいました。
2025年9月7日
Japan Women’s SAKE Award~美酒コンクール~(通称:美酒コン)とは
「日本の伝統文化の継承」「地域経済の活性化」「女性が活躍する社会の実現」を基本理念とし、
日本の國酒である日本酒を、酒類資格を保有する十分にテイスティング能力のある女性が厳正に審査を行う、
日本国内初のコンクールで、今年で3年目となりました。
私は、この審査会のアドバイザーを務めていますが、段々と日常から日本酒を飲むシーンが少なくなっていく中、
日本酒愛に溢れた、この女性審査員達は、まさに日本酒のインフルエンサーといえる存在と感じています。
この大会の財産は、まさにこの女性審査員の皆さんです。
また、この審査会の画期的なポイントは、エントリー部門は特定名称別ではなく、
香りと味わいを主軸とした6部門である点です。
香味別6部門
「フルーティー部門」
「ライト&ドライ部門」
「リッチ&ウマミ部門」
「エイジド部門」
「スパークリング部門」
「ロウ・アルコール部門」
審査結果は、愛好家はもちろんのこと、日本酒初心者や外国人の方々にもわかりやすい日本酒選びの指標となるはずです。
また、毎年の審査と表彰式は、全国の地酒のふるさとを巡り、全国各地で開催します。
今年は、万博も開催中の関西での開催です。
その審査も本日、無事に終了。
国内外からお集まりいただいた女性審査員の皆さま、お疲れ様でした。
有難うございました

また、顧問を務めるMiss SAKEから3人が審査に参加

もちろん彼女達もしっかり資格を保持しています。
美酒コンクール主催者の友田晶子さんは、
若手の蔵元の全国組織、日本酒造青年協議会のアンバサダー事業「酒サムライ」を叙任されていますが、
今年の美酒コンクールには、酒サムライのお2人、村山和恵さんと豪州からシモーヌさんが参加されました。