IWC2016 Award dinner (IWC SAKE 部門設立10周年記念授賞式)

2016年7月7日

IWC2016 Award dinner オープニング

IWC2016 Award dinner 会場1

1984年ロンドンで創設された世界最大規模のワインコンペティションIWC ( International Wine Challenge) に http://www.internationalwinechallenge.com/
Sake部門が設立されて、今年は丁度10年となりました。それを記念してSake部門の審査会が日本酒の主産地「兵庫県(全国の日本酒の約3分の1を生産)で開催されました。https://www.facebook.com/iwc2016sake/?fref=ts
出品酒は過去最高の1,282銘柄、その上位4.6%にあたる59銘柄がゴールドメダルに選ばれ、その中で、9部門の最優秀銘柄のトロフィーを受賞した9銘柄の蔵元さんが、このロンドンの授賞式にフィナリストとして出席されました。

まさに蔵元の皆さんはこのグローバルなワインの世界大会に日本酒という日の丸を背負って出席されているわけです

 

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日本開催をスポンサーした兵庫県からの「Sake maker’s of the year」の表彰があり、そのタイトルと、

IWC2016 Award dinner 出羽桜×兵庫

そして、今年のチャンピオンサケは山形県天童市の 出羽桜酒造さんの純米酒「出羽の里」が受賞されました。

IWC2016 Award dinner 出羽桜1
何と、出羽桜さんは、2008年の時の「純米大吟醸 出羽桜一路」に続き、至上初の チャンピオンサケ の2回目の受賞でした!

IWC2016 Award dinner 出羽の里
出羽桜酒造の皆様には心からのお祝いを申し上げます!日頃から地域や業界に多大な貢献をしていらっしゃる仲野益美社長が率いる 出羽桜さんの受賞をどんなに多くの方が喜んでいるかと思うと心が震えます。

IWCのパートナーとなってSake部門を支えているのは若手の蔵元の全国組織「日本酒造青年協議会」です。役員就任時が45歳以下という若手の会で、2007年時の会長だった浦霞の佐浦弘一社長のリーダーシップでIWCにSAKE部門が創設され、その後を引き継がれた市島酒造の市島健二社長、蓬莱泉の関谷健社長、そして今年から賀茂泉の前垣寿宏副社長が会長としてIWC のSAKE部門を盛りたてています。http://www.sakesamurai.jp/

そしてSAKE部門創設10周年の今回の授賞式の最後に「Personal Award of the year」という個人表彰に Sake chairman の大橋健一MWが選ばれて、感動的なスピーチをされました。

IWC2016 Award dinner 大橋健一MW表彰1

IWCのSAKE部門設立時からSAKE部門の審査を支え、昨年Master of Wineにも合格(現在日本在住では唯一)ワインも日本酒もをグローバルに語れる現在最高の人材です。

IWC2016 Award dinner 大橋健一MW表彰2

今回の彼の受賞で、大橋氏が、世界的にも大変注目されている事があらためて感じられました。彼にMaster of Wineへの挑戦を薦め、IWCにSake部門が設立される際に、Sake chairmanになってくれるように働きかけた私にとっても感激の瞬間でした。

IWC2016 Award dinner 大橋健一MW表彰後一緒に

大橋さんの盟友であるワインジャーナリスト山本昭彦氏のレポート。
http://winereport.blog.fc2.com/blog-entry-2415.html
そうした人材がIWC の SAKE部門を支えてくれている事に私も大変誇りに感じます。このプレゼンターはIWCにSAKE部門を創設の立役者,
マスターオブワインの Sam Harrop 氏でした。農水省の発信事業で2013年に製作されたDiscovery channel の番組をご参考まで。
https://www.youtube.com/watch?v=d8VagE7ILIY
そして、今まで5年の在任中、欠かさずこのIWC Arard dinnerに出席くださり、渡英していらっしゃる蔵元さんを励ましてくださっていた林景一大使に引き続き、新任の鶴岡公二駐英特命全権日本大使ご夫妻もIWCの授賞式にご出席くださいました。IWCは本来ワインの大会で全世界からの出品数でいえば、日本酒の出品はワインの10分の1もありません。しかし、前任の林大使ご夫妻が授賞式に出席してくださってからは大使ご夫妻と蔵元さん方のテーブルはどんどん前の真ん中になっていきました。大使ご夫妻のみならず、大使館の公使の皆さんも総出でご出席くださり、日本酒の国際化を応援してくださっています

IWC2016 Award dinner 鶴岡大使と

IWC2016 Award dinner 鶴岡大使とAndrew Reed氏と。
遠路ロンドンまで来られる蔵元さん方も大変ですが、数年前に青森県の視察でAward Dinnerに出席の経験のある、八戸酒造の駒井秀介専務が今回は大吟醸部門のトロフィーを獲得されての出席となり、「視察の出席と当事者としての出席では全然感覚が違います。」とおっしゃっていました。

IWC2016Award dinner  駒井さん

本醸造トロフィーを獲得された南部美人の久慈浩介社長も「当事者での出席は最高だ。」とおっしゃっていました。

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IWC にSAKE部門創設から10年、多くの方々のサポートをいただき、毎年、世界に向けて大きなSAKEの発信になっています。

ここまでにご支援いただいた多くの皆様に感謝しています。

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