世界62ケ国に広がるワイン教育機関「WSET」のCEO Ian Harris氏初来日

2014年10月31日
世界62ケ国に広がるワイン教育機関「WSET(Wine & Spirits Education Trust)」http://www.wsetglobal.com/qualifications/languages/216.aspこのWSETのCEOのイアン・ハリス氏が初来日しました。WSETは全世界に600を超える提携校を持ち、世界に広がるワインビジネス人材の育成を担っています。

同じくロンドンに本拠を置くマスターオブワイン協会(Instutute of Masters of Wine)ともイコールパートナーの関係にある組織で、世界のワインのトレンドをリードする超ワイン専門家集団であるマスターオブワイン達も、多くはこの機関の教育プログラムを経ています。http://www.mastersofwine.org/私個人では2000年にJALのグループ会社がWSETのワイン教室を日本で開校した際にその立ち上げ担当として出向した事からWSET本校のスタッフと繋がりが出来、WSETのグローバルなワイン業界における人材育成の役割を充分知る事が出来ました。人材育成が市場を育てていくのです。日本酒が世界に誇れる日本の宝と知った時、日本酒を広く海外の人達に知ってもらうにはワイン教育のネットワークに日本酒が入っていく事、ワインビジネスの人材が同じように日本酒にも親しんでくれる事が必要だと思いました。

政府の「國酒プロジェクト」で日本酒の輸出振興が国策となった時から、多くの政府関係者の方々にWSETに日本酒のコースが出来る事での世界への影響力を訴えてきました。

今年からついにWSETに日本酒コースが誕生する事になりました。
http://www.wsetschool.com/which-course/classroom-courses/level3-courses/wset-level-3-award-in-sake

そして昨年度から農水省の予算でWSETに出来る日本酒コースの講師育成研修のサポートが実施されています。
これには内閣府の担当者の方々、農水省、国税庁(酒類総研)、酒造組合中央会、多くの蔵元さん方の協力がありました。

今回の来日は日本での提携3校との会合とVinexpoの視察という事ですが、この日本酒コース新設にあたりハリス氏を日本酒の海外振興にご尽力いただいている政府関係各所に案内をしました。

 

内閣府で日本酒担当の政務官をされていた福岡たかまろ先生、

Ian Harris @ 参議院会館 福岡たかまろ先生と

講師研修でお世話になっている酒類総研の主管である国税庁酒税課、

Ian Harris @ 国税庁

酒造組合中央会、

Ian Harris @ 中央会 濱田先生と

在外公館長の赴任前研修

日本酒講座を設け在外公館での日本酒活用を推進してくださっている外務省在外公館課。

Ian Harris @ 外務省

彼の短い日本滞在に関係各所の皆さまが時間を調整して対応いただき感謝の気持ちでいっぱいです。

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