「第10回 旅するSAKE」最終日にあたって

2025年4月7日
うめだ阪急本店イベント「第10回 旅するSAKE」4月2日から7日まで、9階の祝祭広場で開催されました。
本日、無事に終了出来ました。
 私は、第一回からこのイベントの監修を務めています。
世界最大規模のワインコンペティションIWC(Internal Wine Challenge)によってロンドンから世界に発信された、
素晴らしい酒蔵のある地域に旅するような気持ちになれるイベント。
それが、「旅するSAKE」です。週末には来店者数が10万人という関西屈指の百貨店、うめだ阪急本店でそれを形にしたものです。
 IWCは、世界最大のワインのコンペティションですので、受賞酒は必ずそのワイナリーや蔵のある地域の世界発信にもなっています。
 日本酒🍶は、地酒とも言われながら、とかく「銘柄」だけが一人歩きしがちです。
 ですが、蔵元家族はその土地で何世代にも渡って、酒造りを継承してきたその地域の生きた歴史という存在でもあります。
「旅するSAKE」イベントは、世界的に評価された日本酒🍶の蔵のある地域に旅するような気持ちになれるイベント。
 その地域の蔵元さん方にも会えて、話が出来て、という「酒蔵ツーリズム」を形にしたものです。
 私が日本酒の国際化の活動を始めた時からのテーマは「SAKEから観光立国」それに繋がるイベントです。
 IWC2024チャンピオンサケは、兵庫県南あわじ市の都美人酒造さんの山廃純米吟醸 太陽 でした。都美人さんはじめ、兵庫県の多くの蔵元さん、また、全国からIWCで世界に発信された蔵元さんが集まってくださいました。
 お集まりいただいた蔵元さん方、第10回まで開催してくださった、うめだ阪急本店の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
 期間中に、阪急百貨店の担当の皆様、酒蔵さん、卸さんという現場の皆様との交流会の機会も設けていただき
皆様とゆっくりお話も出来ました。
 また、今回は、「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録になって初めての開催となりますので、
会場では、その紹介コーナーを設け、
菰樽作りのワークショップ、菰樽職人によるデモンストレーションもおこないました。
 阪急百貨店のトップバイヤーの方が「日本酒は、日本の宝から、世界の宝になりましたね」とおっしゃってくださいました。
 日本酒は、日本人が生まれながらに持つ世界に誇れるものです。
あらためてそれに関わることが出来て自分は幸運だと思っています。
イベントに駆けつけてくださった皆様、本当に、有難うございました。
 また、酒談議では、井上酉子さんのコーディネートで蔵元さんはじめ、
素晴らしい講師の方々のセミナーを来場者に楽しんでいただけました。
 有難うございました。

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