2016年1月19日
ロンドンに本校のある世界66ケ国に広がるワインの教育機関WSET http://www.wsetglobal.com/ に
日本酒のコースが一昨年開講しましたが、それにあたって日本酒の海外振興施策としてこの講師育成研修を農水省が支援しています。
私はこの事業のオーガナイズに関わっていますが、その研修の一環での蔵元訪問で京都で最も大きな蔵であり、英国市場で最も知られる蔵、月桂冠さんを訪問しました。http://www.gekkeikan.co.jp/
今回のこのWSET講師訪問のために担当者の紹介入りで案内いただく順序に従ってのインストラクションまでご用意いただき、まさに顔の見えるパーソナルなご対応をいただきました。
事前に「全社を挙げてお迎えします」とお知らせいただいた言葉通りのご協力いただき感謝の気持ちでいっぱいです。
WSETの日本酒コースの責任者でマスターオブワインAntony Moss氏は同社の総合研究所のラボ訪問後に「めちゃくちゃ、興奮した!」と顔をほころばせていました。
年に一度の農水省支援によるWSET講師研修も今年で3回目、今年はイタリア、ドイツ、香港、韓国、中国、台湾、カナダから8名の講師候補者を迎えて、全国の異なる規模やスタイルの日本酒製造現場や各土地の和食と酒の文化も学び、酒類総研での特別研修も予定しています。
これまでにWSETの講座受講者200名弱、世界各地で講師22名が認定され、今回の8名が加わると30名になります。3年で開催都市が30に増え、年内には現在のレベル3に加えて初級のレベル1も開講予定、来年には5カ国語にて展開だそうです。
WSETに日本酒のコースが出来た事は世界に広がるワインビジネスのネットワークの中に日本酒人材を育てていく事になります。
この研修はワインと日本酒の素晴らしい連携を生んでいくでしょう。
この研修を支えてくださる多くの関係者の方々に感謝しています。
Categorised in: WSET(Wine and Sprits Education Trut), 蔵訪問, 農水省事業