吉武理恵
よしたけりえ
農林水産大臣海外日本食普及功労賞受賞者
1. 平出さんとの出会い、ご一緒したきっかけは?
2006年、IWCのチェアマンSam Harrop MWの紹介です。私は当時IWCのワイン審査員をしていたのですが、IWCで日本酒部門を設立するにあたり、IWCのパートナーである酒サムライが英国の窓口となる人を探しているということから、紹介をされました。ご存じのように、平出さんはIWCと酒サムライのマッチメーカー。そこに、私が日英の橋渡し役として入ってきたわけです。とても運命的な出会いを感じています。
2. いつ、どんなプロジェクトで、どのように平出さんと関わりましたか?
それ以来、平出さんと私は、IWC,酒サムライ事業だけでなく、日本酒普及のために、日本と英国から同じ目的をもって一心同体で動いています。
共に泣いて笑っての同志、sake duoです。私の最強のパートナーです。
3. 平出さんとご一緒してみて、どんな感想を持ちましたか?
彼女は、一言、‘すごい人’です。とてつもなく不思議な力を持っています。使命を持って生まれて来た人、普通の人ではありません。ヴィジョンの大きさ、斬新さにはいつも驚きます。また、それをやってのける力は天才的ですね。とっても気が利いてケアーの行き届く優しい方ですが、本来の彼女の実力は、細かなことよりは、リーダー、パイオニア―としての戦略術でしょう。
同時に、少しおっとりしたところもありますが、それも彼女の魅力のひとつ。
4. 平出さんについて、一言で表すとどんな人でしょうか?
大物
5. 日本酒の可能性について、どのように感じられるか教えて下さい。
私も、日本酒の魅力を海外へ発信すべくロンドンから日々努力をしているものですが、日本酒の海外市場への可能性は非常に大きいです。ただ、可能性を生かすためには、まだまだ、開拓地に井戸を掘り、線路を引き、文化の違う民族に日本酒を啓蒙していくパイオニア―的な努力は欠かせません。政府や業界、官民が一体となって、日本酒の教育とPR努力が必要です。そうすれば、海外で日本酒が広まるだけでなく、海外での日本酒人気がブーメラン効果となって、日本人が国酒と自国の文化のすばらしさに目覚めるきっかけになれば嬉しいですね。和を尊ぶ日本で伝承された日本酒は、人と人、国と国を結ぶ潤滑油になってくれるような気がしてやみません。
吉武理恵 (よしたけりえ)
農林水産大臣海外日本食普及功労賞受賞者
www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_award/pdf/2014_pro_yositake.pdf
•Yoshitake & Associates 日英文化交流&ビジネスコンサルタント
www.yoshitakeassociates.com
•酒サムライUK代表 www.sakesamurai.co.uk
•日本酒造組合中央会UKリエゾン
• IWC アンバサダー
鏑木基由
かぶらき もとよし
㈱鏑木 代表取締役八代目
1. 平出さんとの出会い、ご一緒したきっかけは?
2008年、KABURAKI Wineglassを完成させた時、西麻布でdew drop inn Tsubakiを経営している椿剛氏より紹介されました。KABURAKI WINE GLASSは椿氏とワイン&フードライターでアカデミー・デュ・ヴァン講師でもある楠田卓也氏にお手伝い頂き完成に漕ぎ着けたもので、グラスが完成した時に椿氏から、「是非会わせたい女性がいる」という事で、渋谷でお会いしました。夜分遅くではありましたが、素晴しい出会いでした。
2. いつ、どんなプロジェクトで、どのように平出さんと関わりましたか?
初めてお会いしたのが7月初旬です。あの時の事は鮮明に覚えております。KABURAKI Wineglassを見た瞬間、「9月3日は空いていますか」と聞かれました。手帳を確認し、「はい」と答えると、ではロンドンのGrosvenor Houseの1Fロビーに夕方5時に来て下さいとの事。ここから平出さんとの仕事が始まりました。
ロンドンで開催されるIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)にワイングラスを持って行きプレゼンテーションすることが初めての仕事です。
3. 平出さんとご一緒してみて、どんな感想を持ちましたか?
彼女は全てにおいて前向きで、信念を持って生きています。日本酒とワインの事となると、とにかく前進あるのみです。彼女がいなければ日本酒はここまでのV字回復を遂げてはいなかったかも….
とにかく、いつも教えられます。彼女のおかげでKABURAKI酒グラスと酒盃を完成することが出来ました。
いつも周りの人の事を考えながら成功に向かってみんなで進んでゆく人ですね。
大変チャーミングです。
4. 平出さんについて、一言で表すとどんな人でしょうか?
周りの皆さんを幸せにする人。
5. 日本酒の可能性について、どのように感じられるか教えて下さい。
日本酒は、25年位前までは特級、一級、二級といった呼び方をしていたために、いつの間にか「宴会で大量消費するためのお酒」となってしていました。実はその時も蔵元さんが精魂込めて造った名酒が沢山存在していたのに、残念でした。
今日、大吟醸、山廃、純米などと名称も変わり、日本酒が見直され始めています。「宴会用のお酒」というレッテルがあまりにも定着してしまった事から、飲み方や味わい方を今一度見直すことで、最高のお酒へと返り咲くことができると思います。
ワインのように、グラスを使い分けて楽しむ文化が定着すると良いですね。銘柄を区別せずに注ぎ合うことは、ビールも含めて、止めなければ….
そうすれば、世界のJapanese Sakeになると思います。
鏑木 基由(かぶらき もとよし)
ホームページ:www.kaburaki.jp
㈱鏑木 代表取締役八代目
NPO法人金沢九谷倶楽部 代表
石川県九谷焼連合会 副会長
金沢九谷振興協同組合 理事長
現在、KABURAKI WINE GLASS、KABURAKI酒グラスを国内外に向けて製造・プロモーションしている