IWC2023 Sake部門審査3日目♪
2023年4月26日1984年設立の世界最大級のワインコンペティションIWC(International Wine Challenge)に2007年に若手の蔵元の全国組織、日本青年酒造協議会(日青協 前垣壽宏会長)がパートナーとなってSake部門が誕生しました。
私はその設立に関わった関係で、IWCアンバサダーという立場をいただき、審査と授賞式には渡英、ロンドンのIWCアンバサダーの吉武理恵さんとIWCのSake部門を盛り立てています。
今日は審査3日目でした。
コロナで審査のオブザーブは4年ぶりでしたが、今年も世界14ケ国から審査員が集まり、ワインの審査と同じように、テーブルでは、1本1本、銘柄を伏せたブラインドティスティングでディスカッションしながら審査をしています。
審査員は、サケチェアマンと呼ばれる審査最高責任者(大橋健一MW、Beau Timken氏、Simon Hofstra氏、Ake Nordgren氏、楠田卓也氏の5名)パネルチェアマンと呼ばれる各審査テーブルの取りまとめ役、シニアジャッジ、ジャッジ、新規に入ったばかりで、まだ、その審査の点数が加算されないアソシエイトジャッジの5階級の審査員で構成されています。今年は総勢67名。全世界から1万本以上も出品があり、審査員も200人以上のワイン部門のスケールには遠く及びませんが、今年のSake部門の出品は1,600銘柄で海外のSake審査会では最多の出品数となります。
IWCのSake部門は、海外の日本酒審査会では、日本酒の生産者団体がパートナーとなって運営する唯一の審査会で、そんな事もあり、2011年から外務省では、IWCの受賞酒をリスト化して全世界の在外公館へ希望の銘柄を送るシステムとなり、累計170,000本の日本酒が海外の日本大使館や総領事館で、招かれた現地の要人に振る舞われてきました。
ロンドンの授賞式の翌日には、毎回、
ロンドンの酒サムライ代表でもある吉武理恵さんが中心となり、日本大使館でのお披露目の会も開催されてきました。
3日目の今日は、メダル以上と評価された銘柄のメダルの色(ゴールド、シルバー、ブロンズ)が決まります。ゴールドメダルは上位5%程度という狭き門
審査テーブルにも熱気が高まります。
審査の様子は、日青協のホームページでご覧いただけます。
明日の最終日は、ゴールドメダルの中からトロフィー、そしてその中からチャンピオンサケを選ぶ審査で、サケチェアマンのみで行われます。
その為、審査後は、審査員慰労の懇親会がチャイナタウンで行われました。
会場に向かう前に、ロンドンにあるバーも併設されている日本酒醸造所KANPAIに寄ってそこの日本酒も調達
世界14ケ国から集まった審査員達は、まさに世界のSake family
皆さん、お疲れ様でした
IWCのパートナーである若手の蔵元の全国組織、日本青年酒造協議会の推薦で毎年、日本から審査員を派遣しています。今年は、国の公的機関である酒類総合研究所の正木和夫先生と農大の数岡孝幸先生が、審査に参加されました。
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