IWC2023 Sake部門審査2日目♪
2023年4月25日1984年設立の世界最大級のワインコンペティションIWC(International Wine Challenge)に2007年に若手の蔵元の全国組織、日本青年酒造協議会(日青協 前垣壽宏会長)がパートナーとなってSake部門が誕生しました。
私はその設立に関わった関係で、IWCアンバサダーという立場をいただき、審査と授賞式には渡英、ロンドンのIWCアンバサダーの吉武理恵さんとIWCのSake部門を盛り立てています。
今日は審査2日目でした。
コロナで審査のオブザーブは4年ぶりでしたが、今年も世界14ケ国から審査員が集まり、ワインの審査と同じように、テーブルでは、1本1本、銘柄を伏せたブラインドティスティングでディスカッションしながら審査をしています。
審査員は、サケチェアマンと呼ばれる審査最高責任者(大橋健一MW、Beau Timken氏、Simon Hofstra氏、Ake Nordgren氏、楠田卓也氏の5名)パネルチェアマンと呼ばれる各審査テーブルの取りまとめ役、シニアジャッジ、ジャッジ、新規に入ったばかりで、まだ、その審査の点数が加算されないアソシエイトジャッジの5階級の審査員で構成されています。今年は総勢67名。全世界から1万本以上も出品があり、審査員も200人以上のワイン部門のスケールには遠く及びませんが、今年のSake部門の出品は1,600銘柄で海外のSake審査会では最多の出品数となります。
審査会前のブリーフィングで、私から、以下についてお話しさせていただきました。
① IWCのSake部門は、海外の日本酒審査会では、日本酒の生産者団体がパートナーとなって運営する唯一の審査会である事。
② 2011年から外務省では、IWCの受賞酒をリスト化して全世界の在外公館から希望の銘柄を送るシステムとなり、累計170,000万本の日本酒が海外の日本大使館や総領事館で、招かれた現地の要人に振る舞われてきた事。
③同じく2011年から任意の自主講座として始まった外務省の赴任前研修日本酒講座では、私が講師としてお話しする日本酒の海外進出部分では、必ずIWCのSake審査会についても説明している事。2019年から座学部分は必修となったので、外交官は全員、IWCのSake審査会については伝えられていること。
などをお話ししました。
審査の様子は、日青協のホームページでご覧いただけます。
昨日のテレビ朝日に続いて今日はNHKの取材も入りました。放映は来月の予定だそうです。
サケチェアマンと呼ばれる審査最高責任者(大橋健一MW、Beau Timken氏、Simon Hofstra氏、Ake Nordgren氏、楠田卓也氏の5名)
サケチェアマン代表の大橋健一MWを囲んで、IWCアンバサダーの吉武理恵さん(右)と私
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