令和3年度国税庁事業 海外の日本産酒類専門家育成に係る研修3日目(山梨県)
2022年6月1日「令和3年度国税庁事業 海外の日本産酒類専門家育成に係る研修」で今日で3日目ですが、山梨県に来ました。今回のテーマは、GI で、「GI山梨」のお酒を造っている蔵に伺います。
今まで、酒造りの時期に行われてきましたが、新型コロナ感染拡大によって実施時期がこの時期になってしまいました。
また、招聘者にとっては、コロナ禍で入国にも様々な苦労がある中での来日です。
招聘者は、ロンドンに本部を置く74ケ国に展開する世界最大のワイン教育機関WSET (Wine and Sprits Education Trust)で2013年に新設されたSAKE 資格講座の教育者達です。https://www.wsetglobal.com/…/wset-level-3-award-in-sake/
このSake講座の資格取得者は、国内外で既に12,000人を超えています。
先ず最初に訪問したのは、山梨県大月市の笹一酒造さんです。https://www.sasaichi.co.jp/天野怜社長が、直営ショップ「酒遊館」でGI 山梨についてと、笹一酒造について丁寧に紹介、試飲しながらお酒のご紹介をしていただきました。
その後は、河口湖畔の「甲斐の開運」醸造元 井出醸造店に伺いました。https://www.kainokaiun.jp/
井出與五右衞門社長より、蔵のご紹介、日本酒の他に生産しているウィスキーのお話しも伺い、
試飲は300年前に造られたというお庭を眺めながら、素晴らしいお座敷で蔵元の歴史や文化を感じながらのもので、招聘者は感激していました。
最初の笹一さんの時から、NHKはじめ多くのメディアの取材が入り、この機を「GI山梨」の発信に活かそうという山梨県酒造組合の意欲が感じられました。
歓迎レセプションでは、宿泊の常磐ホテルの庭で、スパークリングサケのウェルカムドリンクをいただきながら、和太鼓2021優勝の日本航空学園山梨キャンパスの和太鼓チームの素晴らしい演奏で幕開けとなり、
会食会場では、山梨の各水系に分かれての酒蔵のお酒に地元の食材に合わせたペアリングメニューをご用意いただき、
テーブル横には各蔵の仕込み水も試飲出来るようにしていただきました。
歓迎のご挨拶は、山梨県酒造共同組合の北原兵庫理事長、
WSET 側のご挨拶はシニアマネージャーのRobert Stephen John Maccaughey氏でした。司会進行は、山梨銘醸の北原対馬社長が務め、
来賓祝辞を山梨県の山本盛次産業労働部長、JETRO山梨の進藤中会長がされ、JETRO山梨の濱田哲一所長のご紹介と続きました。
一皿一皿に合わせたGI山梨の酒については、その蔵の蔵元からご紹介がありました。
途中、ドバイへ帰国途中に誕生日を迎える招聘者の1人Victoria Tomaさんのためにバースデーケーキ
が用意されて皆でお祝いをしました。感激した彼女の感謝のスピーチも感動的でした。
私もお時間をいただきWSETにSAKE資格講座が出来た経緯についてお話しました。
招聘者は皆、山梨の皆様の歓迎に心から感謝していました。
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