「第3回 國酒の集い」

2025年9月2日
令和7年(2025年)9月2日、「第3回 國酒の集い」を開催することが出来ました。
 平成23年(2011年)1月24日、外務省の赴任前研修日本酒講座は、この日、自主講座という形でスタートしました。
以来、赴任前研修の際には必ず設けられ、令和元年(2019年)から座学部分が必修となりました。
 開設してから丁度12年となった令和5年(2023年) 1月24日、今まで講師を務めた蔵元方を中心に発起人となり、
この講座を担当する外務省の在外公館課の歴代の課長や担当者に声を掛けて、「第一回 國酒の集い」を行いました。
第1回の日本酒講座から講師兼、コーディネーターを務める私が蔵元側を、
この講座を在職中から応援してくださった外務省OGの百瀬純子さんが発起人メンバーとして、
外務省の方々と相談して、この会の開催が実現しました。

↓ 第一回の様子はこちら↓

昨年末に、「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産登録となりました。
日本酒は、日本の宝から、世界が次世代へ継承する価値のあると認めた文化遺産となりました。
今年も、外務省にも近い日比谷公園内の松本楼に、全国から82社、英国の酒蔵も加えて83社がこの会の発起人として集まりました。
 会の開会のご挨拶は、発起人蔵元を代表して「浦霞」醸造元の佐浦弘一社長。
 在外公館課長をされ、その後、官房長、現在は、駐南アフリカ大使の志水史雄大使からご挨拶いただき、
日本酒講座に必ず講師として専門家を派遣してきた国税庁の藤﨑雄二郎審議官からもご挨拶いただき、
元ユネスコ大使で酒サムライの門司健次郎氏の乾杯で、会はスタート。
 強力な日本酒応援団で、経済界でご活躍されて、現在は人事官の伊藤かつらさんに多大なご協力いただき、
外務省の皆さん以外に経済界の強力な日本酒を応援くださる皆さまにお集まりいただき、
「日の丸🇯🇵を背負って赴任国に向かう外交官は、誇りを持って日本酒を語る」というのが
外務省赴任前研修日本酒講座の意味するところだとすれば、
「日本人は誇りを持って日本酒を語る」を広げていきましょう。と呼びかけ、蔵元さん方と交流いただきました。
 会の中盤には、ユネスコ無形文化遺産保存会会長の白雪の小西新右衛門社長と、
現在の在外公館課の豊田尚吾在外公館課長からもご挨拶いただきました。
 閉会のご挨拶は、業界団体である日本酒造組合中央会の需要開発委員長を務める
「七田」醸造元の天山酒造の七田謙介社長がされて、最後の乾杯を
 
 歴代の在外公館課の皆様や、研修所の皆様に支えられて、日本酒講座は、ずっと、続けてこられました。
 それがこうした「國酒の集い」という形にもなり、
新たな日本酒の交流の場として大きな化学変化の場にしていけたらと思います🌈
【追記】 赴任前研修日本酒講座🍶がスタートした2011年に、日本酒を海外の在外公館に搬送するシステムも整えられ、
在外公館で最も格式の高いレセプションである、「天皇誕生日レセプションは、原則、日本酒で乾杯」
というガイドラインもつくられました。
2011年から現在までに在外公館で振舞われた日本酒は20万本を超えるまでになっています。
外務省は、日本酒の国際化の大応援団なのです。
また、最近のお米の価格上昇やアメリカの関税など、
大変な状況の中、大変、励まされる機会となったと多くの蔵元さんがおっしゃっていました。
  ありがとうございました🌈

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